用紙の重さ・厚さについてのご案内
用紙の重さの詳細
坪量(つぼりょう)とは
坪量を知ることで大きさが違う紙同士でも簡単に紙の重さの比較が可能です。
坪量の算出方法
仮に坪量を知りたい紙の用紙サイズをA4として説明します
連量(れんりょう)とは
連量を知ることで大きさが違う紙同士でも簡単に紙の重さの比較が可能ですが、連量は大元の基準となる用紙のサイズによって数値の持つ重さの意味が変わるので、どの基準のサイズでの連量なのかを知ることが重要です。
一定のサイズによく使われるのは次の4種類です
- 四六判(しろくばん) = 788×1091mm
- B列本判(びーれつほんばん)= 765×1085mm
- 菊判(きくばん) = 636×939mm
- A列本判(えーれつほんばん)= 625×880mm
連量の表記では、連量の数値(〇〇kg)だけ表示されていて基準のサイズ(四六判・菊判など)が書かれていないことがありますが、その場合は四六判での連量のことが多いです。ただし必ず四六判というわけではないので、確実に知りたい場合にはメーカー等に確認をされることをおすすめします。
連量の算出方法
仮に連量を知りたい紙の用紙サイズをA4として調べます
坪量と連量の関係
坪量→連量への変換
坪量を連量に換算する計算方法
変換する連量の基準サイズを四六判として計算します
連量→坪量への変換
連量を坪量に換算する計算方法
ステップ④の面積を変えると他の基準サイズの連量にも使えます
坪量・連量の比較 早見表
坪量・連量の比較 早見表
横の一列は全部同じ重さの紙の表記違いです
- 同じ銘柄の紙を上記の横一列の重さでそれぞれ同じサイズで用意した場合、すべて同じ重さになります。
(例:A4サイズの坪量209.4g/㎡の紙、A4サイズの連量(四六判)180kgの紙、A4サイズの連量(菊判)125kgの紙、A4サイズの連量(A列本判)115kgの紙は、同じ銘柄の紙の場合すべて同じ重さの紙になります) - 「×」の重さの紙は、一般的に製造・販売されていない重さの紙のため、表記を省略しています。
厚さと使用用途の目安 簡易表
厚さ(坪量・連量・mm)と使用用途の目安 簡易表
用紙選びの参考にどうぞ
- 用紙の厚さは、同じ連量の用紙であっても使う用紙の種類(普通紙・コート紙・色上質紙等)によって数値にバラつきがあります。これは用紙の密度に差があるためです。
(例:数値が同じ重さの紙でも和紙は厚く感じて光沢紙は薄く感じます。) - 表右端の【色上質紙】は厚さの表現が独自のため、各名称に近い重さに加えました。大まかな基準としてご利用ください。